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夢占い

夢占い|妊娠する夢は正夢?望む人と望まない人で違う読み方

公開:2026年9月29日 / 更新:2026年10月26日

妊娠する夢は、たいていのサイトで吉夢と書かれています。それを読んで安心できた方は、もうこの先を読まなくても大丈夫かもしれません。ただ、読んだのに気持ちが晴れなかった方のほうが、実は多いのではないかと思っています。

この夢には、ほかの夢とはっきり違う点が一つあります。妊娠を望んでいる方と、望んでいない方が、まったく同じ夢を調べに来るということです。同じ「授かる」という場面が、一方には希望として映り、もう一方には困りごととして映ります。

だから、意味の一覧を先に並べても、半分の方には合いません。この記事では、まず「あなたはどちらで読んでいるか」を分けたうえで、正夢になるのかという問いにどこまで答えられるのか、誰が妊娠していたか、誰の子だったかで変わる読み方へと進みます。鑑定の場でこの夢の相談を受けてきた立場から、実際に聞かれてきたことも添えました。

妊娠する夢の基本|「授かる」と「生まれる」の二つの面

朝の光が差し込む寝室で目を覚ました女性

まず、夢占いで妊娠がどう扱われてきたかを整理しておきます。一言でまとめられることが多いのですが、実際には方向の違う二つの意味が混ざっていて、どちらとして読むかで受け取り方がずいぶん変わります。ここを分けておかないと、当てはまらない意味のほうを自分に当ててしまうことになります。

外から「授かる」ものと、内から「生まれる」もの

夢占いで妊娠が表すとされるのは、大きく二つあります。一つは自分の外から何かが授かること、もう一つは自分の内側にあったものが形になって出てくることです。前者は縁や機会といった外からやって来るものの話で、後者は才能や気持ちといった、もともと自分の中にあったものの話になります。

この二つは、どちらも「新しいものが始まる」という点では同じ方向を向いています。ただ、その始まりがどこから来るのかという点がまったく違います。外から来るものは自分では選べませんが、内から出てくるものは、自分の中にすでにあって、出番を待っていたものです。

なぜここを分けておくのかというと、読んだあとの過ごし方が変わってしまうからです。授かるほうだと読めば、来るものを静かに待つ姿勢になります。生まれるほうだと読めば、自分の中にあるものを探す姿勢になるので、同じ夢からずいぶん違う一日が始まってしまいます。

「吉夢ですか、凶夢ですか」と聞かれたときに、先に確かめたいこと

相談の場でいちばん多く聞かれるのが、吉夢か凶夢かという質問です。多くのサイトは吉夢と書いていますし、それ自体が間違っているわけではありません。ただ私は、その分類をお伝えする前に、一つだけ確かめるようにしています。

確かめるのは、夢の中で自分がどう感じていたかです。妊娠が分かった場面で嬉しかったのか、それとも青ざめて立ちつくしていたのか。ここが分かれると、同じ「妊娠する夢」という一言でまとめられる夢でも、意味の向きは反対になってしまいます。

吉凶の分類は、夢に出てきた出来事だけを見て決められたものです。けれど、その夢を見たのはあなたで、その場面で何かを感じたのもあなたです。出来事の分類よりも、感じたことのほうが手がかりとしてはずっと確かだと、私は思っています。

「望んでいないのに見た」のは、どこかで望んでいるからですか

夢占いには願望夢という言葉があります。自分が望んでいることが、そのまま夢の場面になって出てくる、という考え方です。妊娠の夢もこの言葉で説明されることがよくあるのですが、それを読んでかえって戸惑ってしまう方が少なくありません。

戸惑うのは当然だと思います。妊娠を望んでいないのに妊娠の夢を見たら、自分はどこかで望んでいるのかと疑ってしまうからです。けれど、夢に出てきたことがそのまま願望だとは限らず、気がかりなこと、避けたいこと、その日に話題に出たことも、同じように夢に出てきます。

前の日に友人の妊娠報告を聞いた、テレビで特集を見た、生理が少し遅れている。そんな小さな出来事があった晩に、その残りかすのような形で出てくるほうが、実際にはずっと多いはずです。だから、望んでいる証拠として読まなくて構いません。

同じ夢なのに、望んでいるかどうかで意味が反対になる

窓辺で膝を抱えて考え込む女性

ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところなので、少し丁寧に書きます。場面ごとの意味の一覧に入る前に、それを読んでいる側の立場を先に分けておきます。この順番を逆にしてしまうと、自分には当てはまらない意味のほうを先に読んで、そこで落ち込むことになるからです。

「正夢になってほしい」と読む人と、「なったら困る」と読む人が同じ夢を調べている

妊娠する夢を調べている方は、少なくとも二つに分かれます。妊娠を望んでいて正夢になってほしい方と、望んでいないので正夢になったら困る方です。この正反対の二人が、いま同じ検索結果を開いて、同じ記事を読んでいます。

同じ夢なのに、知りたいことが反対になります。前者は「どのくらい期待していいのか」を知りたく、後者は「本当に起きてしまうのか」を確かめたい。どちらの方にとっても「吉夢です」という一行は、探していた答えになりません。

そして、この二つのあいだにもたくさんの人がいます。すでに妊娠している方、身近な人が妊娠していた方、もう産まないと決めている方、いまはまだ迷っている方。立場の数だけ、この夢の意味は細かく枝分かれしていくので、ひとつの答えにまとめることができません。

「幸せな夢のはずなのに」少しも嬉しくなかった朝のこと

夢占いで幸せの象徴とされている夢を見たのに、起きたときに少しも嬉しくなかった。この経験をした方は、自分がおかしいのではないかと考えてしまいます。相談の場でも、申し訳なさそうに話される方が多いところです。

おかしくはありません。夢占いの分類というのは、その夢を見てきた無数の人の反応を、ひとまとめに平均したようなものです。あなた自身の事情はその平均の中に入っていないのですから、自分の場合には合わないことのほうが、むしろ普通のことだと思っていただいて大丈夫です。

それよりも、目が覚めたときに残っていた気持ちのほうが、いまのあなたの状態をずっとよく表しています。嬉しくなかったのなら、そこには必ず理由があるはずです。そしてその理由のほうが、夢の分類よりもはるかに役に立つ手がかりになってくれます。

自分がどちらで読んでいるかで、この先の章の読む順番が変わる

この先は、夢に出てきた場面や人物ごとに分けて書いていきます。ただ、全部を順番に読んでいただく必要はまったくありません。むしろ、自分には当てはまらないところまで読んでしまうと、いろいろな意味が混ざって、かえって分からなくなると思います。

妊娠を望んでいる方は、次の正夢の章と、終わりのほうにある「望んでいる方がこの夢を見たとき」を先に読んでください。望んでいない方は、正夢の章のあと、不安が強く残った夢の章に進んでいただくのがいいと思います。

身近な人が妊娠していた方は、誰が妊娠していたかの章だけで足りるかもしれません。夫を疑ってしまっている方は、浮気相手が妊娠する夢の章に直接進んでください。自分の場所だけを読んで、そのまま閉じてしまって構いません。

「妊娠する夢は正夢ですか」に、どこまで答えられるか

ノートを開いて何かを書き留めている女性の手元

この質問が、この夢についていちばん多く聞かれます。期待させることも、突き放すこともしたくないので、ここだけは言えることと言えないことをはっきり分けて書きます。読んで物足りなく感じられるかもしれませんが、そこも含めて正直に書きます。

言えること|妊娠する夢を見た人のうち、実際に妊娠した人は誰も数えていない

まず、事実のほうから書きます。妊娠する夢を見た人が何人いて、そのうち何人が実際に妊娠したのか、その数をいまのところ誰ひとり数えていません。だから確率としては、占う側の人間も含めて、誰も答えを持っていないというのが本当のところです。

「正夢になります」と書かれている記事も、「なりません」と書かれている記事も、根拠の薄さは同じくらいです。私も含めて、占いの側にいる人間がその数を持っているわけではありませんし、持っているように書くべきでもないと思っています。

言えるのは、実際に妊娠された方が「あのとき夢を見た」と話されることがある、という範囲までです。ただ、これは夢を見て妊娠しなかった方の話が残らないだけかもしれません。覚えられている話ばかりが集まると、当たったように見えてきます。

言えないこと|だから確率としては答えられない。「なります」と書く社の根拠

確率が出せないはずなのに「正夢になります」と書けるのは、別の理由があるからです。妊娠の夢を「新しいものが始まる前触れ」という広い意味で読んでおけば、妊娠に限らず、何かが始まったときにはいつでも当たったことにできてしまいます。言い方の工夫でそうなっているだけです。

範囲を広く取れば、当たる確率は上がっていきます。転職も引っ越しも、新しい趣味を始めることも、すべて「新しいものの始まり」です。そうやって読めば、まず外れない書き方になりますし、読んだ方も納得しやすくなります。

私はその書き方を使わないようにしています。妊娠を望んでいる方が読めば、当然、妊娠の話として受け取ってしまうからです。期待させておいて、当たらなかったときに「別の始まりのことでした」と言うのは、誠実ではないと思っています。

「体のことが気になって調べている」場合は、夢よりも確かな方法がある

この夢を調べている方の中には、生理が遅れている、体調がいつもと違う、という状況で来られた方がいます。その場合、夢の意味を調べる時間は、残念ながらあまり役に立ちません。急いでいる方ほど、遠回りになってしまいます。

ここははっきり書きます。体のことは、夢占いで分かる領域の外側にあります。確かめる方法はもっと直接的なものがありますし、気にかかっているのなら、そちらのほうがずっと早く、しかもはっきりした答えが出るはずです。

私は占いの側にいる人間ですが、ここで占いを引き受けるべきではないと思っています。夢の読み方としてお伝えできるのは、気持ちの部分についてだけです。体のことについては、その領域を専門にしているところで確かめてください。

すでに妊娠している方が見たとき(胎動と結びつけて読まなくていい理由)

すでに妊娠している方が、さらに妊娠する夢を見ることがあります。これは胎動と関係があるのか、お腹の子からのメッセージなのかと聞かれることがあり、意味を探して調べに来られる方も少なくありません。不思議な感じがして当然だと思います。

妊娠している時期は、眠りが浅くなったり、夜中に何度も目が覚めたりします。眠りが浅いと夢を覚えている量が増えるので、夢そのものが増えたように感じます。関心が向いていることが夢に出やすいのも、そのままです。

つまり、妊娠中にこの夢を見るのは自然なことで、特別な意味を読み込まなくて大丈夫です。気になる感覚があるときは、夢の意味を調べるより先に、次の健診で聞いてみてください。そちらのほうが確かな答えが返ってきます。

誰が妊娠していたかで変わる読み方

ここから場面別に入ります。まず、夢の中で妊娠していたのが誰だったのかで分けていきます。妊娠していたのが自分だったのか、それとも自分以外の誰かだったのかで読む方向が変わるので、この記事の中ではここがいちばん大きな分かれ目になります。

妊娠していた人 よく語られる読み方 先に確かめたいこと
自分 何かが始まる前触れ 夢の中で嬉しかったか、困っていたか
友達 相手の変化への関心 最近その人の近況を聞いたか
娘・姉妹・母 家族の節目への意識 その人と最近会話したか
恋人・妻 関係が次の段階へ進む意識 将来の話を最近したか
知らない人 自分の中の準備 その人にどんな印象を持ったか

「独身で、その予定もないのに」未婚の方が自分が妊娠する夢を見たとき

相談の中でいちばん多いのが、この状況です。結婚の予定も相手もいないのに、自分が妊娠している夢を見てしまった。何かの知らせなのではないかと不安になって、目が覚めてすぐ、朝いちばんに調べ始める方が多いところだと思います。

夢占いでは、この場合の妊娠は「自分の中で育ちはじめたもの」として読まれます。始めたばかりの仕事、身につけようとしている技術、まだ言い出せていない気持ち。形になる前のものが、妊娠という分かりやすい場面を借りて出てくる、という読み方です。

相手が出てこない夢だったのなら、なおさら現実の妊娠の話としては読みにくくなります。相手のいない妊娠は、現実には成り立たない場面です。夢はそういう成り立たない形を使って、まったく別のことを見せてくることがあります。

「心当たりがないのに」自分が妊娠する夢

既婚の方や、いまパートナーがいる方の場合は、少し話が変わってきます。現実に起こりうる場面なので、夢占いとしての意味よりも先に、正夢かどうかのほうが気になってしまうからです。意味を読んでも落ち着かず、そこで手が止まる方が多いと思います。

ここでも見るのは、夢の中での気持ちです。嬉しかったのなら、関係が次に進むことへの前向きな気持ちが出たと読めます。困っていたのなら、今の生活が変わることへの不安が出たと読めるので、同じ場面でも意味は正反対になります。

心当たりがないという方こそ、ここを見てください。心当たりがないのに夢に出てきたのではなく、自分でも気づいていなかった気がかりが形になっただけ、という場合がよくあります。思い当たらないことは、珍しくありません。

「私が焦っていると言われても」友達が妊娠する夢

友達が妊娠する夢については、「あなたが焦っている証拠」と書かれていることが多いです。それを読んで嫌な気持ちになってしまった方が、少なからずいると思います。相談の場でも、そこに引っかかって落ち込んだと言われることが実際にあります。

焦りとして出ていることもありますが、それだけではありません。その人の近況を聞いた、共通の知り合いから話が出た、久しぶりに連絡が来た。そんな出来事があった晩に、その人のことを考えた延長として出てくるほうが多いはずです。

夢占いでは、他人が妊娠する夢は「その人の変化のほうに自分の関心が向いている」と読まれます。ただ、関心と羨みはまったく違うものです。心配や懐かしさ、ただの気がかりも関心のうちに入りますから、焦っている自分を責める必要はありません。

💬 著者の実体験

友達が妊娠する夢の相談を受けたとき、私は「羨んでいると思いますか」とは聞かないようにしていました。そう聞いてしまうと、ほとんどの方が、そう思ってしまう自分のほうが嫌だと答えることになるからです。答えを引き出す聞き方ではありません。

代わりに、最近その友達とどんな話をしたかを聞きます。すると、しばらく連絡していない、前に会ったときに気になることを言われた、といった話が出てきます。焦りではなく、その人自身が気にかかっていただけだった、という方が多いのです。

娘・姉妹・母など家族が妊娠する夢

家族が妊娠する夢は、友達の場合と近い読み方になりますが、一つだけ違う点があります。家族の場合は、その変化が自分の人生の節目とも重なって見えるということです。その人が親になれば自分は祖母や叔母になるように、相手の変化が自分の立場の変化にもなるからです。

娘が妊娠する夢を見て「正夢ではないか」と心配される方がいます。親の立場から見れば、子どもの将来の節目が気にかかるのは自然なことです。その気がかりが、いちばん分かりやすい場面として出てきた、と読むことができます。

母や姉妹が出てきた場合も同じ読み方になります。年齢や状況から考えて現実には起こりにくい場合ほど、現実の予告としてではなく、家族の関係がこれから変わっていくことへの意識として読むほうが自然になります。そこは切り離して考えて大丈夫です。

恋人・妻が妊娠する夢

恋人や妻が妊娠する夢は、二人の関係が次の段階に進むことへの意識として読まれます。将来の話をした時期や、まわりで結婚や出産があった時期に出やすくなるので、思い返してみると心当たりがある方も多いのではないかと思います。

この夢を見て慌てる方と、嬉しく感じる方がいます。どちらの反応も、今のその方の気持ちをそのまま映しています。慌てたのなら、まだ準備ができていないと自分で思っているということで、それは悪いことではありません。

責任を感じる立場の方が見た場合は、期待ではなく不安のほうとして出てくることもあります。区切りや次の段階という意味では、結婚式の夢の読み方と重なる部分が多くあります。あわせて読んでいただくと、整理しやすいと思います。

知らない人が妊娠する夢

知らない人が妊娠している夢は、いちばん意味が取りにくい夢だと思います。あの人は誰だったのかと思い出そうとしても、たいてい思い出せません。結局、意味よりもそのもどかしさのほうが残ってしまう夢になりがちです。

夢に出てくる人物は、複数の記憶が一つに合成されて作られることがあります。すれ違った人の顔や映像で見た人の印象が混ざるので、その人が現実の誰なのかを突き止めようとしなくて構いません。突き止めようとしても、たいていたどり着けません。

この場合に見るのは、その人に対してどんな印象を持ったかです。うらやましく感じたのか、まったくの他人事として眺めていたのか。自分の中で準備がどこまで進んでいるかが、相手が誰かよりも、その印象のほうにはっきり出ていると読みます。

男性が「自分が妊娠していた」夢を見たとき

男性が、自分が妊娠している夢を見ることがあります。現実には起こりえない場面なので、どう読めばいいのか分からず、意味を探して調べる方が多いところです。人に話しても笑われそうで、話しにくい夢でもあると思います。

現実には起こらない形で出てくる夢は、比喩として読むほかありません。夢占いでは、いま抱えているものが形になって出てきたと読みます。仕事で背負っているもの、家庭で背負っているもの、まだ口に出せていない考えなどが、そこに当てはまります。

私自身、この夢の相談を受けたときは、最近何を抱えているかから聞いていました。たいてい、人に渡せない仕事や役割を一人で持っている時期に見ています。生まれる前のものを抱えている感覚が、そのまま場面になったという読み方です。

誰の子を妊娠していたかで変わる読み方

誰が妊娠していたかという軸とは別に、もう一つの軸があります。夢の中で、誰の子を妊娠していたのかです。ここは相手によって読み方がはっきり変わるところなので、相手を覚えている方は、このまま続けて読んでください。

恋人・夫の子を妊娠する夢

いまのパートナーの子を妊娠する夢は、いちばん素直に読める夢です。関係が次の段階に進むことへの意識が、ほとんどそのまま場面になったと読むことができます。実際、この夢を見て困って相談に来られる方は、あまりいらっしゃいません。

夢の中で相手が喜んでいたか、それとも困った顔をしていたかも手がかりになります。夢に出てくる相手の反応は、あなたが相手をどう見ているかをそのまま映しています。夢の中の相手は、現実の相手ではなく、あなたの中にいる相手だからです。

もし夢の中の相手が冷たかったのなら、それは相手が冷たい人だという意味ではありません。あなたのほうに、まだ伝えていない不安があるということです。伝えていないことは、たいてい夢の中で相手の態度という形になって出てきます。

「まだ好きなのかな」好きな人の子を妊娠する夢

片思いの相手の子を妊娠する夢は、目が覚めたときの驚きがとても大きい夢です。自分の気持ちがそこまで進んでいるのかと戸惑い、そんな夢を見てしまった自分に落ち着かなくなる方がいます。実際に、そういう相談も届きます。

夢占いでは、相手との関係が進むことを望んでいる気持ちが、いちばん分かりやすい形で出たと読みます。ただ、これを「両思いのサイン」とは読みません。夢に出てくるのはあなたの気持ちであって、相手の気持ちではないからです。

好きな人が出てくる夢そのものの読み方については、好きな人が夢に出てくる意味のほうで詳しく書いています。夢から相手の気持ちが分かるわけではない理由も、そちらに整理してありますので、あわせて読んでみてください。

「なんで今さら」元恋人の子を妊娠する夢

もう終わった相手の子を妊娠している夢は、目が覚めたあとの後味が悪くなりがちです。まだ未練があるということなのかと、自分の気持ちのほうを疑ってしまう方が多い夢だと思います。責めるような気持ちになる方もいます。

ただ、これも未練とは限りません。当時の自分自身を懐かしんでいる、という読み方のほうが合う場合もあります。妊娠という場面は「その人と続いていく先」を表すので、あの頃に思い描いていた将来の記憶として出てくることがあるのです。

この夢を見るきっかけも、たいていは現実の側にあります。名前を見た、共通の知り合いと話した、季節が当時と同じになった。元恋人が夢に出てくる理由については、元彼が夢に出てくるのは未練だけじゃないのほうにまとめてあります。

職場の人・嫌いな人の子を妊娠する夢

職場の人や、苦手な相手の子を妊娠する夢は、この記事の中でいちばん人に言いにくい夢だと思います。恋愛感情がまったくないのに、なぜこの人が出てきたのかと落ち込んでしまう方がいます。自分を疑ってしまう方もいます。

夢に出てくる相手は、好きな人だけとは限りません。気になっている人、会うと緊張する人、頭の中で考える時間が長い人が出てきます。苦手な相手は、たいてい考える時間が長くなってしまう相手なので、むしろ出てきやすい相手なのです。

夢占いでも、この場合は恋愛の意味としては読みません。その人との関係から何かが生まれようとしている、あるいは避けたい何かを抱えていると読みます。そこに好意があるかどうかは、この夢の読み方には関係がありません。

「相手の顔が見えなかった」相手が誰か分からない夢

相手が誰だか分からない、顔が見えなかったという夢もよく聞きます。手がかりがないので意味がないのではないかと言われることもありますが、そうではありません。分からなかったということ自体が、一つの手がかりになります。

相手が特定できない夢は、相手が誰かという話ではなく、いまの状況そのものへの意識が出たものとして読みます。何かが始まろうとしている感覚だけが先にあって、まだ相手も形も決まっていない、という状態をそのまま表しています。

顔が見えなかったこと自体に、悪い意味はありません。むしろ、相手を特定しようとして考え続けるほうが、気持ちを消耗させてしまいます。探したところでたいてい見つかりませんし、そもそも見つける必要のない夢だと思います。

「旦那の浮気相手が妊娠していた」夢

この夢について書いている記事が、探してもほとんど見つかりません。調べても出てこないので、誰にも言えないまま、一人で抱えて朝を過ごしている方が多いのではないかと思います。だからここだけ、独立した章にして書きます。

この夢がいちばんこたえる理由

浮気の夢だけでも後味が悪いものですが、そこに妊娠が加わると、こたえ方がまるで変わります。浮気は終わらせられるものとして考えられますが、子どもはどうやっても終わらせられないからです。夢の中で、逃げ場のない場面を見せられてしまいます。

夢の中で、もう取り返しがつかないという感覚を味わってしまいます。その感覚は目が覚めても残るので、隣で寝ている相手の顔を見たときに、現実のほうと混ざります。相手は何もしていないのに、責める気持ちが先に立ってしまいます。

この夢を見た朝がしんどいのは、夢の内容そのものよりも、この「取り返しがつかない感覚」のほうが残るせいです。感覚は理屈より先に来るので、夢だと分かっていても、頭で打ち消そうとしても、なかなか消えてくれません。

夢を根拠に問いただすと、何が起きるか

ここは男性の側から見た話を書きます。私自身が男性なので、夢を根拠に問いただされる側に立ったとき何が起きるかも、ある程度は想像がつきます。占い師としてではなく、その立場から書いておきたいことがあります。

夢を理由に問いただされた側は、自分には心当たりのない出来事で責められる立場に立たされます。反論する材料を持っていないので、返し方は黙るか怒るかの二択になります。そしてそのどちらの反応も、疑っている側の目には都合の悪いものとして映ってしまいます。

黙れば「やっぱり何かある」と見え、怒れば「痛いところを突かれた」と見える。どう転んでも疑いが深まる形になってしまいます。夢を材料にすると、確かめるつもりの会話が、確かめられない方向にばかり進んでいきます。

確かめようのないことを、どう置いておくか

それでも気持ちが収まらないときは、夢と現実を紙の上で分けて並べてみてください。夢で見たことは材料から外してしまって、現実の側にある事実だけを残します。この作業をするだけで、頭の中がだいぶ整理されます。

現実の側の事実というのは、帰りが遅くなった日があった、連絡が減った、といった確かめられることだけを指します。それを並べてみて何も出てこないのなら、今回のこれは夢の側だけの話だったということになります。

逆に、現実の側にも気になることがあるのなら、それは夢とは切り離して話せる話になります。浮気の夢そのものの読み方と、相手を疑いそうになったときの止め方は、浮気の夢がつらい理由のほうで詳しく書きました。あわせて読んでみてください。

場面別|夢の中で何が起きていたか

ここからは、夢の中で起きていた出来事ごとに分けて見ていきます。全部を読む必要はありませんので、自分に当てはまるところだけ読んでいただければ足ります。はっきり覚えている場面が一つあれば、それで十分に読めます。

💬 著者の実体験

妊娠を望んでいる方から「これは正夢ですか」と聞かれたとき、私は答えを急がないようにしています。急いで答えてしまうと、期待させるか、落胆させるかのどちらかになってしまうからです。どちらも避けたいところです。

代わりに、その夢のどの場面をいちばん覚えているかを聞くようにしています。検査薬を見た場面なのか、それとも誰かに伝えた場面なのか。覚えている場面のほうに、その方がいま何を待っているのかが出ていることが多いのです。

「線が出ていた」妊娠検査薬・陽性が出た夢

検査薬の場面をはっきり覚えている方は多いです。線が出た、画面に文字が出た、という細かいところまで覚えていることがあります。その場面の鮮明さのほうが、目が覚めたあとも余韻として残りやすいのだと思います。

検査薬というのは「答えが出る道具」です。夢の中でそれを見ているというのは、何かについて答えが欲しい状態を表していると読めます。妊娠の話に限らず、何かの結果を待っている時期に出やすい場面だと考えてください。

陽性だったか陰性だったかということよりも、その結果を見たときの気持ちのほうを見てください。安心したのか、それとも青ざめてしまったのか。そこに、いま待っていることに対する本当の気持ちがそのまま出ています。

妊娠を報告する夢・報告される夢

誰かに妊娠を報告している夢、あるいは誰かから報告される夢もよく見られます。報告という場面は、伝えることと受け取ることの両方を含んでいます。自分がどちらの側に立っていたかによって、読み方が変わってきます。

自分が報告していた場合は、誰かに伝えたいことがある状態として読みます。報告した相手が誰だったかも手がかりになるので、その相手に言えていないことがないか思い返してみてください。夢は相手を選んで出してきます。

反対に、報告された場合は、相手の変化を受け取る準備の話になります。報告されて素直に嬉しかったのか、それとも置いていかれたように感じたのか。そこに、いまのあなたの位置と、まわりとの距離の感じ方が出ています。

「診てもらう場面だった」産婦人科や病院に行く夢

産婦人科や病院に行く場面は、確かめに行くという行為そのものを表します。誰かに診てもらう、誰かに判断してもらうという場面です。ですから、自分一人では決めきれないことを抱えている状態を映していると読むことができます。

この夢を見る方は、自分だけでは決められないことを抱えている時期にいることが多いです。誰かの意見が欲しい、できれば専門の人に見てもらいたい。そういう気持ちが、病院という分かりやすい場所を借りて夢に出てきます。

診察の結果が夢の中で出ていたかどうかは、あまり重要ではありません。行こうとしていた、順番を待っていたという行為のほうに意味があります。つまり、まだ答えが出ていない段階に自分がいる、ということになります。

「もうこんなに」お腹が大きくなっていた夢

お腹が大きくなっていた夢は、すでに育っているものがある状態として読みます。もう始まっていて、そこから時間が経っているものがあるという意味です。始まりを表す夢と比べると、段階がひとつ先まで進んでいることになります。

始まったばかりの妊娠の夢と比べると、こちらはもう一歩先へ進んでいます。準備していたことが形になりかけている時期に出やすい夢です。仕事でも関係でも、続けてきたものが目に見える形になってきたときに出ます。

お腹が大きいことに驚いていたか、それとも自然に受け入れていたかも見てください。驚いていたのなら、自分で思っているより物事が進んでいるということかもしれません。周りのほうが先に気づいている場合もあります。

つわり・体調が悪かった夢

夢の中で気分が悪かった、体のほうがつらかったという場合です。妊娠はしているけれど、嬉しさよりも苦しさのほうが強く残った夢ということになります。目が覚めたあとも、体に重さが残りやすい種類の夢だと思います。

夢占いでは、何かが生まれるまでの過程にある負担が出たものとして読みます。始めたことが順調に進んでいても、その途中には必ず負担があるものです。その負担をいま感じている時期に出やすい夢だと考えてください。

一つだけ書き添えておきます。実際に体調が良くないときには、その体調のほうがそのまま夢に出ていることもあります。体の状態と夢が混ざってしまう場合があるので、意味を探すよりも前に、まずは体を休めてください。

「産むところまで見た」そのまま出産していた夢

妊娠から出産のところまで進んでいた夢は、区切りのところまで見せてくれた夢です。始まりだけでなく、それが形になるところまで出てきています。ですから夢としては、ひとまわり完結しているということになります。

夢占いでは、進めていることが一区切りつく前触れとして読まれます。ここでも見るのは、生まれた瞬間に自分がどう感じたかのほうです。ほっとしたのか、それとも不安だったのかによって、読み方が分かれていきます。

出産の場面は、痛みや大変さを伴うものとして出てくることもあります。区切りがつくまでに苦労があるという読み方になりますが、苦労の予告として重く受け取らないでください。夢は物事を大げさに見せてくるものです。

赤ちゃんの様子で変わる読み方

夢の中に赤ちゃんが出てきた場合は、その赤ちゃんの様子も手がかりになります。人数や性別が印象に残っている方は、この章を読んでみてください。細かいところを覚えているほど、読むための材料のほうは増えていきます。

「二人いた」双子・三つ子を妊娠していた夢

双子や三つ子を妊娠していた夢は、とにかく印象が強く残ります。数が増えるほど、目が覚めたときの驚きも大きくなるからです。ほかの場面は忘れてしまってもそこだけはっきり覚えている、という方が多い夢だと思います。

夢占いでは、始まろうとしているものが複数あると読みます。あるいは、一つのことから思っていたより多くのものが出てくる、という読み方もされます。どちらにしても、予想を超えた広がりを表す夢だと考えてください。

嬉しかったか、それとも手に余ると感じたかも見てください。手に余ると感じたのなら、いま抱えていることが増えすぎている時期なのかもしれません。数の多さというのは、豊かさとしても、負担としても夢に出てきます。

男の子だった夢・女の子だった夢

夢の中で赤ちゃんの性別が分かっていた、という夢もあります。どちらだと良い、という説明を見かけますが、私はそこはあまり気にしなくていいと思っています。そう考える理由についても、あとで書き添えておきます。

夢占いでは、男の子は外へ向かう動き、女の子は内を整える動きと結びつけて読まれることがあります。ただ、これは古くからの考え方の名残にすぎません。いまの生活にそのまま当てはめられるものではないと思います。

それよりも、その子に対して自分がどう感じたかのほうを見てください。かわいいと思ったのか、それとも戸惑ってしまったのか。いま生まれようとしているものへの気持ちは、性別よりもそちらのほうにはっきり出ています。

2人目を妊娠する夢

すでに子どもがいる方が、2人目を妊娠する夢を見ることがあります。現実に考えている方も、まったく考えていない方も、同じように見る夢です。つまり、実際の予定とはあまり関係なく出てくる種類の夢だと言えます。

夢占いでは、いま手がけていることに加えて、もう一つ何かが始まろうとしていると読みます。子育てをしながら、別のことも始めようとしている時期です。そういうときに、この形になって夢に出てくることがあります。

これも現実の予定とは関係なく見る夢です。考えていないのに見たからといって、望んでいる証拠として読まなくて大丈夫です。日中に子どものことを考える時間が長ければ、それだけでも夢のほうに出てきやすくなります。

動物や人間以外を妊娠していた夢

犬や猫、あるいは正体の分からないものを妊娠していた夢もあります。驚きが大きく、なんとなく不吉な感じがして不安になる夢です。目が覚めてすぐ、その日の朝から意味を調べに来られる方が多いところだと思います。

夢占いでは、人間以外を妊娠する夢は、自分でも扱いに困っているものを抱えている状態として読まれます。まだ自分のものとして受け入れられていない、という感覚が形になったものです。そう考えていただければと思います。

不吉な意味として書かれていることもありますが、そこまで重く読む必要はありません。夢は分かりやすい形を選べないので、うまく表せないものを妙な形で見せてきます。形が奇妙なことと、意味が悪いこととは別の話です。

不安が強く残った夢の読み方

ここからは、後味が悪かった夢のほうを扱っていきます。吉夢と書かれているのを読んで、かえってつらくなってしまった方のための章になります。当てはまらない方は、ここは読まずに次の章のほうまで飛ばしてください。

「望んでいないのに」望まない妊娠の夢を見たとき

望まない妊娠の夢は、目が覚めてからも重さが残ります。夢の中で困っていた自分のことを思い出して、自分の本当の気持ちのほうを疑ってしまう方が多い夢です。そして、たいていの場合そこでつらくなってしまいます。

夢占いでは、この夢は責任や変化への不安が形になったものとして読みます。妊娠に限らず、逃げられない立場に置かれそうな時期に出やすい夢で、仕事の役割が増える前や、家庭の事情が変わる前に見ることがあります。

望んでいないのに見てしまったことを、自分の本音として読まなくて大丈夫です。むしろ、避けたいことのほうが夢に出やすいくらいなのです。避けたいから考えてしまい、考えているから夢のほうに出てくる、というわけです。

「生理中なのに妊娠していた」夢

生理中、あるいは生理が来たばかりの時期に妊娠する夢を見たという相談があります。現実とはつじつまが合わない夢なので、かえって気にかかってしまうようです。意味を探したくなるのも、たいへんによく分かります。

夢は現実のつじつまを合わせません。体のことが気にかかっている時期に、その関心がそのまま場面になって出てくることがあります。生理の時期は体調の変化もあるので、眠りが浅くなって夢を覚えている量も増えます。

ここでも、体のことは夢占いの外にあると書いておきます。周期の乱れや体調で気になることがあるときは、夢の意味を調べるよりも先に、そちらのほうを確かめてください。夢から体のことは分からないままだからです。

赤ちゃんがいなくなる夢を見てしまったとき

妊娠していたはずの赤ちゃんがいなくなる夢、あるいはそれに近い場面を見てしまった方もいると思います。この夢については、書いてある意味を読むこと自体がつらいはずです。だから、ここはできるだけ短く書きます。

不吉な予告として書かれていることが多いのですが、私はその読み方を人に伝えません。この夢を見て調べている方は、すでに十分つらい状態にあります。そこに予告の話を重ねることに、意味があると思えないからです。

夢占いとしての読み方だけ書いておきます。進めていたことが形にならないことへの不安が出た、という読み方で、それ以上の意味は読み込まないでください。この夢については、意味を探すよりも先に、朝を終わらせてしまうほうがいいと思います。

「スピリチュアルな意味はあるのですか」と聞かれたとき

妊娠の夢について、スピリチュアルな意味はあるのかと尋ねられることがあります。運気が上がる時期の合図だ、魂の準備が整った合図だ、という説明を読んだ方からのご質問です。ここで私自身の答えを書いておきます。

そういう読み方をする考え方は、確かにあります。新しい段階に入っていく前には、象徴的な夢を見るのだという説明です。私はそれを否定はしませんが、根拠のある話として人にお伝えすることもしないようにしています。

ただ、この考え方が役に立つ場面もあります。後味の悪い夢を「段階が変わる前の揺れ」として受け取れると、気持ちが少し軽くなるからです。信じるかどうかより、置き方として使えるかどうかで選んでいただければと思います。

金運の話が出てくる理由と、ここで扱わない理由

妊娠の夢を調べていると、金運の話が必ず出てきます。臨時収入の前触れである、という説明のほうです。恋愛とはあまり関係がないように思えるので、気になって読んでみた方も、いらっしゃるのではないかと思います。

この話が出てくる理由は、妊娠を「授かる」という意味のほうで読むからです。授かるものを広く取れば、お金もそこに入ってきます。だから金運の話につなげられるという流れで、それ自体が間違っているわけではありません。

ただ、ここでは扱わないことにします。この記事は恋愛のことを書く場所なので、お金の話まで広げると焦点がぼやけてしまいます。金運の話を探している方は、そちらを専門に書いているところを見ていただくほうが確かです。

妊娠を望んでいる方が、この夢を見たとき

最後に、いちばん書くのが難しい章を残しておきました。妊娠を望んでいる方が、この夢を見た場合の話になります。期待させるような書き方も、突き放すような書き方もしたくないので、ここはとくに慎重に書いていきます。

💬 著者の実体験

幸せの象徴と書いてあるはずの夢を見たのに、目が覚めたら泣いていた。そう話される方が、実際にいらっしゃいます。意味を調べるほど、かえって苦しくなってしまったと言われることも、けっしてめずらしくありません。

そういうときに私がお伝えしているのは、意味のほうを間違って受け取ったのではない、ということです。夢の分類は大勢の平均であって、その方の事情は入っていません。合わないのが当たり前なので、合わない自分を責めないでください、という話をします。

「もう何回も見ている」のは、それだけ考えている時間が長いから

同じ夢を何度も見ている、という方がいらっしゃいます。回数が増えるほどに、これは何かの知らせなのではないかと考えてしまうものです。そして、意味を調べている時間のほうも、どんどん長くなっていってしまいます。

回数が増える理由は、たいてい単純なものです。起きている時間に考えていることが、そのまま夢のほうに出てきます。考える時間が長ければ出てくる回数も増えるので、願いの強さがそのまま回数になっているだけのことです。

ですから、何度も見ることを吉凶の合図として読まなくて大丈夫です。回数というのは、あなたがそれだけ大事に思っている時間の長さを表しているだけのものです。夢の側からの知らせが増えているわけではないのです。

夢に意味を求めすぎると、翌朝がしんどくなる

意味を調べる時間が長くなると、朝の過ごし方そのものが変わってしまいます。目が覚めてすぐ夢を思い返し、意味を調べ、そしてまた思い返す。その繰り返しだけで午前中が終わってしまうこともあるので、ここは気をつけていただきたいところです。

この種の後味は、放っておけばたいてい半日ほどで薄くなっていきます。けれど、意味を調べ続けていると、消えかけたところへ何度も引き戻してしまうことになります。引き戻した回数だけ、残る時間のほうが延びていきます。

一つだけお願いしたいのは、調べる時間に区切りをつけておくことです。調べるのは朝のうちだけにして、夜はもう開かないと決めてしまってください。それだけのことでも、翌朝に残る重さのほうがずいぶん変わってきます。

誰にも言えない夢だったときの置き場所

この夢には、人に話しにくいものが多く含まれています。望んでいない妊娠の夢、夫の浮気相手が妊娠する夢、それに元恋人の子を妊娠する夢。どれも、家族にも友達にも、なかなか言いにくい内容ばかりなのだと思います。

言えないまま抱えていると、夢そのものよりも、言えないことのほうが重くなっていきます。内容が内容なので、身近な人に話せば心配されたり、変に受け取られたりするのが目に見えているからです。それで黙ってしまいます。

そういうときのために、身近ではない人に話せる場所があります。当たるかどうかの答え合わせをする場所ではありません。誰にも言えない話を、そのまま言葉にして外に出しておくための場所だと考えていただければと思います。

よくある質問

最後に、相談の場でよく聞かれることをまとめておきました。ここまで読み進めるのが大変だった方は、自分の聞きたいことに近いものだけを見ていただければ足ります。それだけでも、十分に足りるはずだと思っております。

Q1: 妊娠する夢は良い夢とされますか?

多くの夢占いでは良い夢として扱われ、何かが始まる前触れ、授かるものがある合図という読み方をされます。ただ、その分類はたくさんの人の反応を平均したものなので、あなた自身の事情は入っていません。起きたときに嬉しくなかったのなら、分類ではなく、そのとき自分に残っていた感覚のほうを信じてください。

Q2: 妊娠する夢を見たら、本当に妊娠するのでしょうか?

確率としては答えられません。この夢を見た人が何人いて、そのうち何人が実際に妊娠したのかを誰も数えていないので、正夢になると書いている記事も、ならないと書いている記事も、根拠の薄さは同じです。体のことで気になることがあるときは、夢よりも確かな確かめ方のほうへ進んでください。

Q3: 独身で妊娠の予定もないのに妊娠する夢を見ました。どう読めばいいですか?

自分の中で育ちはじめたものとして読みます。始めた仕事、身につけようとしている技術、まだ言い出せていない気持ちなどが当てはまり、相手が出てこない夢だったのなら、現実の妊娠の話としてはなおさら読みにくくなります。成り立たない場面を借りて、別のことを見せてきていると考えてください。

Q4: 友達や娘が妊娠する夢は、自分が焦っているということですか?

そう書かれていることが多いのですが、焦りだけとは限りません。近況を聞いた、連絡が来た、しばらく会っていないといったきっかけで出てくることのほうが多いはずです。夢占いでは他人の変化への関心として読みますが、関心と羨みは違うもので、心配や懐かしさも関心のうちに入ります。

Q5: 男性が自分が妊娠する夢を見るのは、どういう意味ですか?

現実には起こらない場面なので、比喩として読みます。いま抱えているものが形になった、という読み方で、人に渡せない仕事や役割を一人で持っている時期に見ることが多い夢です。まだ生まれる前のものを抱えている感覚が、そのまま場面になったと考えてください。

Q6: 望まない妊娠の夢を見て気分が悪いです。悪いことが起きる前兆ですか?

前兆としては読みません。責任や変化への不安が形になったものとして読み、逃げられない立場に置かれそうな時期に出やすい夢です。望んでいないのに見たことを自分の本音として受け取らなくて大丈夫で、避けたいことほど考えてしまい、考えているから夢に出てきます。

意味を先に決めずに、どちらで読んでいたかを見る

ここまで、場面ごとの読み方をひととおり並べてきました。けれど、最初にお伝えしたことだけ覚えていただければ足ります。この夢の意味は、あなたが妊娠を望んでいるかどうかで、反対に変わってしまうということです。

望んでいる方にとっては、正夢になってほしい夢です。望んでいない方にとっては、なってほしくない夢になります。同じ場面を見ていても調べに来た理由が正反対なので、どちらにも当てはまる一つの答えは出せません。

そのうえで、いちばん確かな手がかりになるのは、目が覚めたときに残っていた気持ちです。嬉しかったのか、それとも重かったのか。夢占いの分類が大勢の平均である以上、あなたの一晩のことは、あなたの感覚のほうがよく知っています。

言いにくい内容の夢だった方は、一人で抱えないでください。誰にも言えないまま持っていると、夢そのものよりも、言えないという状態のほうが重くなっていきます。入口は夢の話で構いませんし、言葉にしていく途中で、本当に引っかかっていたものが顔を出してくることが実際によくあります。

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監修 (合同会社エクラモ 代表社員)
2016年より電話占い業界で活動し、10年以上にわたり復縁・恋愛相談に強い占い師をレビュー。ナイトワークでの相談経験を活かした男性目線の復縁・恋愛コンテンツを発信しています。