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電話占いコラム

電話占いはやめた方がいい?やめるべき人と続けていい人の分かれ目

公開:2026年9月30日 / 更新:2026年10月26日

その不安は、あなただけのものではない

「やめた方がいい」と調べる人が、本当に怖がっていること

電話占いを使ったあと、明細を見て手が止まる。誰かに「そんなのやめたら」と言われて、返す言葉が出てこない。それで検索窓に「電話占い やめた方がいい」と打ち込む。この記事にたどり着く人の多くが、だいたいこの順番でここに来ます。

先に言っておきたいことがあります。この言葉を自分で調べに来た人は、もう半分は答えを持っています。人に言われる前に自分で確かめようとしているからです。本当に何も考えずに使い続けている人は、この言葉を検索しません。

では何が怖いのか。使ったお金の額そのもの、ではないことが多いです。占いについて相談が集まる場所を読んでいると、繰り返し出てくるのは「抜け出したいのにやめられない」「一回で一万円を超えることへの罪悪感」「本人から直接聞いたわけでもないのに、占い師の言葉を信じてしまう」という三つでした。どれもお金の話に見えて、中身は「自分で決められなくなっていること」への不安です。

もうひとつ、あまり語られないことがあります。相談できる相手が他にいないから占いに行っている、という人が少なくありません。だからこの記事は「やめましょう」で終わりません。やめたほうがいい人にはやめ方を、続けていい人には続け方を、両方書きます。どちらか片方に寄せると、片方の人が読む意味がなくなるからです。

30秒でわかる|自分を責める前に、どちら側か確かめる

細かい理由は後から読めばいいので、先に自分がどちら側かを確かめてください。次の5つのうち、当てはまるものを数えます。

1 電話をかける前に、何を聞くか決まっていない
2 同じ悩みを、月に3回以上相談している
3 言われた内容が良くないと、別の先生にかけ直したことがある
4 今月いくら使ったかを、すぐに答えられない
5 鑑定のあと、自分で何かを決めた記憶がない

0個か1個なら、あなたは続けていい側です。この記事は「危ないサイトの見分け方」と「線の引き方」の章だけ読めば足ります。2個か3個なら、使い方を変える段階です。4個以上なら、いったん離れることをすすめます。判断の理由は後の章で全部書きます。

この5問は、どれもお金の額を聞いていません。聞いているのは「決める主体が自分に残っているか」です。今月5万円使っていても1と5に当てはまらない人より、今月8千円で4つ当てはまる人のほうが、私は心配です。詳しい12項目のチェックは後半に置いてあります。

この記事で使う数字の出どころ|不安を数字で確かめるために

この手の記事には「悪質な占い師がいる」「高額になりやすい」と書いてあります。私もそう思います。ただ、それが「どれくらい」なのかを数えた記事は、検索上位を全部読んでも見つかりませんでした。だからこの記事は、自分で数えた数字だけで書きます。

使う数字 出どころ
在籍している占い師の人数と料金 主要な電話占いサービスの公式一覧から集計
「途中で切れた」と書かれた口コミの数 3社の公式口コミ21,790件を最後のページまで全件
占い師に支払われる分給 各社の公式の占い師募集ページ
占いサイトに関する相談の件数 国民生活センターの公表資料(2020年11月26日)

数えられなかったことは、数えられなかったと書きます。たとえば「悪質な占い師が全体の何%か」は数えられません。悪質かどうかを判定する基準を私が持っていないからです。代わりに、数えられる形に置き換えて出します。

💬 著者の実体験

電話占いの会社は、占い師を採用するときにオーディションをしています。占術の実技を見る社もあれば、模擬鑑定を録って審査する社もあります。「誰でもなれる」という話は正確ではありません。ただ、審査の中身と厳しさは社によってかなり違います。採用率を数字で公表している社もあれば、何も書いていない社もある。この差は、選ぶときに見る価値があります。

先に結論:やめた方がいい人と、続けていい人

やめた方がいいのは「金額」ではなく「決められなくなった人」

結論から書きます。やめた方がいいのは、使った金額が大きい人ではありません。相談したあと、自分で何も決めていない人です。

電話占いは、決めるための材料をもらう場所として使えば機能します。「彼が今どういう状態か」「今動くべきか待つべきか」を聞いて、それを踏まえて自分が動く。この形なら、金額に見合う使い方です。逆に「どうしたらいいか教えてください」だけを聞いて、言われたとおりにする形が続くと、決める力を外に預けた状態になります。これが危ない側です。

なぜ金額で線を引かないのか。金額は、その人の収入と、その悩みの重さで変わるからです。転職を迷っていて3万円使う人と、同じ相手のことで毎週8千円ずつ使う人では、後者のほうが危ない。合計額は同じでも、前者は1回で決めていて、後者は決まっていないから何度もかけています。

そして「決められなくなる」のは、意志が弱いからではありません。仕組みのほうにそうなる作りがあります。次の章で、その作りを料金と報酬の構造から説明します。

続けていい人は、迷う前に聞くことが決まっている

続けていい人には共通点があります。かける前に、聞くことが1つに決まっていることです。

「彼の今の気持ち」ではなく「連絡が来ない3週間のあいだ、彼のほうに何が起きていたか」。「復縁できますか」ではなく「今の状態で私から連絡したら、どう受け取られるか」。こう聞ける人は、鑑定が20分で終わります。聞きたいことが決まっているので、話が広がらないからです。

もうひとつの共通点は、言われた内容が自分の望みと違っても、かけ直さないことです。望まない答えが返ってきたときにこそ、その先生の見立てが本物かどうかが分かります。良いことしか言わない鑑定を求めて先生を変え続けると、お金だけが減ります。

この記事の後半には、続けていい人向けに「1回の上限をいくらにするか」「月に何回までにするか」を金額で書いた章を置いています。上位の記事は「上限を決めましょう」で止まっていますが、いくらにすればいいのかは書いていません。そこを数字で埋めます。

両者の違いを1枚に|迷ったらここを見る

ここまでを1枚にまとめます。読み飛ばす人はこの表だけでも足りるようにしました。

見るところ やめた方がいい側 続けていい側
かける前 何を聞くか決まっていない 聞くことが1つに決まっている
鑑定の長さ 気づいたら40分を超えている 15分から20分で終わる
望まない答えが出たとき 別の先生にかけ直す 持ち帰って考える
鑑定のあと 自分で決めた記憶がない やることが1つ決まっている
お金の把握 今月いくらか答えられない 上限を決めてから始めている
相談相手 占い師しかいない 他にも話せる人がいる

いちばん下の「相談相手」を入れたのは、ここが効くからです。占い師以外に話せる人がいない状態で「やめる」だけをやると、話す場所がゼロになります。そのまま戻ってくる人を何人も見ています。やめ方の章では、空いた場所をどう埋めるかまで書きます。

なお、電話占いが当たるかどうかという話と、やめるべきかという話は別のものです。精度そのものについては電話占いが当たらない7つの理由で分けて書いています。この記事では「続けるかどうか」に絞ります。

電話占いはやめた方がいいと言われる5つの理由

ここからは、言われている理由を1つずつ見ていきます。どれも事実ですが、書き方に幅があるので、数字で確かめられるものは数字を出します。先に言っておくと、5つのうち3つは「サービスの問題」ではなく「仕組みの問題」です。だから避け方も変わります。

電卓とレシートを前に料金を計算している手元

理由1 話すほど伸びる料金が、あとで怖くなる

電話占いの料金は、ほぼすべての社が1分あたりで決まっています。だから金額は、占いの内容ではなく話した長さで決まります。ここが対面の占いと決定的に違うところです。対面なら「30分5,000円」と先に決まっていますが、電話占いは終わるまで金額が確定しません。

実際の金額を出します。各社の公式一覧に出ている料金を集計して、社ごとの中央値に話した分数を掛けたものです。中央値を使ったのは、一部の高額な先生に引っ張られないようにするためです。

サービス 1分 20分 30分 60分
リエル 260円 5,200円 7,800円 15,600円
ラフィネ 270円 5,400円 8,100円 16,200円
みんなの電話占い 273円 5,460円 8,190円 16,380円
リノア 300円 6,000円 9,000円 18,000円
ウィル 320円 6,400円 9,600円 19,200円
Comet 330円 6,600円 9,900円 19,800円
シエロ 550円 11,000円 16,500円 33,000円

この表で見てほしいのは、社による差より「30分と60分の差」です。同じ社でも、30分で切り上げるか1時間話すかで金額が倍になります。恋愛の相談は話が広がりやすいので、気づいたら1時間ということが起きます。1時間話すと、いちばん安い社でも15,600円、料金の高い社だと33,000円です。

なお、この金額は先生ごとの料金の中央値なので、実際にはこれより安い先生も高い先生もいます。たとえばシエロは、いちばん安い先生なら30分で9,900円ですが、いちばん高い先生だと30分で66,000円になります。同じサイトの中でも幅が大きいので、先生を選ぶときに1分いくらかを見ないと、あとで驚くことになります。

理由2 「もう少し見ましょうか」を断れない、その裏の仕組み

ここが「やめた方がいい」と言われる本当の理由だと思います。占い師の収入が、話した分数で決まる形になっているからです。

各社の公式の占い師募集ページに、報酬が分給として書かれています。実物を確認できた2社を出します。リノア(運営はC.S.Eプロダクション株式会社)は最低分給80円以上を確約、実力や鑑定歴によって最大150円スタートまで。ウィル(運営は株式会社ウィル)は分給80円以上でデビューし、実績により85円以上スタートも可能と書かれています。

これを利用する側の料金と並べます。リノアは利用料金の中央値が1分300円で、占い師の最低分給が80円。割ると占い師が27%、運営が73%です。ウィルは1分320円で分給80円、占い師が25%、運営が75%になります。

この数字を「ぼったくり」と読むのは違うと思っています。運営側にはシステム、広告、サポート、決済の費用があります。書いておきたいのは配分の是非ではなく、構造の事実です。占い師の収入は話した分数に比例します。だから長く話すほど占い師の手取りが増える。これは悪意のある人だけの話ではなく、全員に同じ向きで効く力です。

この構造があるので、「もう少し詳しく見てみましょうか」という提案は、善意からも収入からも同時に出てきます。どちらなのかを相談者が区別するのは難しい。だから対策は、相手を見抜くことではなく、自分の側で時間を決めておくことになります。

💬 著者の実体験

電話占いの依存の仕組みは、業界の外の専門家が解説するくらいには知られています。占い師として働く側の手引きになる本も出ていて、そこには鑑定の進め方だけでなく、相談者がどういうときにまた電話をかけるかまで整理されています。つまりこれは「隠された裏側」ではなく、調べれば読める公開された知識です。知らないまま使っている相談者と、体系として知っている占い師のあいだに情報の差がある、というのが実際のところです。

理由3 当たらなかったとき、先生選びを悔やむことになる

3つめは、実力の幅が大きいことです。これは事実ですが、上位の記事が書いている「誰でもなれる」は正確ではありません。

先ほど触れたとおり、各社は採用のときにオーディションをしています。占術の実技を見る社、模擬鑑定を録って審査する社、面談だけの社があります。問題は、この基準が外から見えにくいことです。採用率を数字で出している社もあれば、何も書いていない社もあります。

ここで注意してほしいのは、鑑定歴の長さと相談者との相性は別物だということです。鑑定歴20年でも、あなたの悩みの種類が得意分野から外れていれば見立ては浅くなります。逆に鑑定歴3年でも、その分野を専門にしている先生のほうが的確なことがあります。年数だけで選ぶと外れます。

では何を見るか。得意な相談内容が具体的に書かれているか、そして口コミの中に「具体的に当たった」という書き方が残っているか。この2つです。「優しかった」「話しやすかった」だけの口コミが並ぶ先生は、当たったかどうかについては何も分かりません。口コミの読み方は後の章で詳しく書きます。

理由4 いつでも、匿名で、否定されないので依存しやすい

4つめは依存です。理由は、電話占いが3つの条件をまとめて満たしているからです。

1つめは、いつでも使えること。深夜2時でも待機している先生がいます。悩みがいちばん重くなる時間に、開いている窓口がある。2つめは、匿名で話せること。友人にも家族にも言えない話を、名前を出さずにできます。3つめは、否定されないこと。友人に同じ話を3回すると「またその話」と言われますが、鑑定では何度でも聞いてもらえます。

この3つは、そのまま電話占いの良さでもあります。誰にも言えない話をする場所として本当に機能しています。ただ、同じ性質が依存の条件とも重なっている、というのが正確な言い方です。だから「依存するから使うな」ではなく「依存しやすい形をしているから、自分で枠を決めて使う」が答えになります。

もうひとつ、依存の入口になりやすいのが「望まない答えが出たときに、別の先生にかけ直す」という動きです。良い答えが出るまで先生を変えていくと、当たった先生を探しているのではなく、聞きたい言葉を探していることになります。この状態に入ると、何人にかけても終わりません。

理由5 運営が見えないサイトは、あとで不安が残る

5つめは、サイト側の問題です。運営会社が分からない、料金の計算方法が曖昧、トラブルのときの連絡先がない。こういうサイトは実際にあります。

ただ、ここは見分けるのが比較的簡単です。運営会社の名前と所在地が書かれているか、電気通信事業の届出をしているか、電話とメール以外の問い合わせ手段があるか。この3つを見れば、ほとんど判別できます。大手と呼ばれる社はどれも公開しています。

むしろ見落とされやすいのは、規約に書かれている「切れる条件」です。ポイントが尽きたら通話が自動で終わる決まりを置いている社があります。この決まり自体は前払いの仕組みとして筋が通っていますが、知らずに使うと「大事な話の途中で急に切れた」という体験になります。次の章で、これを口コミの数字で示します。

電話占いの仕組みそのものについては電話占いのからくりで運営構造から説明しているので、料金と報酬の流れをもっと詳しく知りたい方はそちらを読んでください。この記事では、やめるかどうかの判断に必要な範囲に絞ります。

「危ない」と言われる話の一部は、別の業態の話です

注意喚起が出ているのは、主にメッセージ課金型の占いサイト

ここは、この記事でいちばん伝えたいことです。「電話占いは危ない」という話を追っていくと、根拠として公的機関の注意喚起にたどり着きます。ただ、その注意喚起が対象にしているのは、多くの場合、電話占いとは別の業態です。

国民生活センターが2020年11月26日に出した資料があります。題は「それって占い?!占い師や鑑定士を名乗る者から次々とメッセージが届いてやめられない」です。題名にもう答えが書かれています。問題になっているのは、メッセージのやり取りごとに課金される占いサイトやアプリです。

資料に書かれている手口はこうです。「あなたは素晴らしい金運を持っている」「良縁に恵まれる」といった言葉で気を引き、メッセージを何度もやり取りさせて高額の支払いに誘導する。具体例として、銀行振込で約17万円、クレジットカードで約38万円の支払いが挙げられています。数字や記号、特定の言葉を延々と送信させられる、という手口も記録されています。

これは、占い師と電話で話して1分いくらを払う形とは、課金の仕組みが違います。メッセージ型は「送るたびに課金」なので、相談者の側に「今いくらか」がほとんど見えません。電話占いは通話時間で決まるので、時計を見れば概算が出ます。どちらも高額になりますが、見えるか見えないかが違います。

相談件数の推移

その資料に載っている件数を、そのまま出します。全国の消費生活センターに寄せられた占いサイト・アプリ関連の相談を、PIO-NETという全国のデータベースに登録した数です。

年度 相談件数
2016年度 1,490件
2017年度 1,406件
2018年度 1,430件
2019年度 1,837件
2020年度(10月31日まで) 1,016件

相談者は女性が8割を占めると書かれています。件数は年間1,400件から1,800件台で、2019年度に増えています。これを「多い」と読むか「少ない」と読むかは、比べる相手によります。ただ、この数字が占いサイト全体のものであって、電話占いだけのものではないことは、押さえておく必要があります。

そして、この資料は2020年の公表です。この記事を書いている時点から見ると6年前のものになります。新しい数字が出ていないので、これを最新として扱うしかありません。数字が古いことも、そのまま書いておきます。

公的な統計で「電話占いだけ」を切り出したものは、探しましたが見つけられませんでした。だから「電話占いのトラブルは年間何件」という書き方は、この記事ではしません。できるのは、メッセージ型を含む占いサイト全体の数字を出して、業態が違うことを添えることまでです。

電話占いとの違いを3点で

混ざりやすいので、違いを表にします。どちらが安全という話ではなく、注意する場所が違うという話です。

見るところ メッセージ課金型の占いサイト 電話占い(分課金)
課金のしかた メッセージを送るたび、読むたび 通話1分あたり
今いくらかが分かるか 分かりにくい。回数で積み上がる 時計を見れば概算できる
相手が誰か 名乗りだけで、実在の確認が難しい プロフィール・鑑定歴・口コミが公開されている
注意する場所 やり取りを始めないこと 通話の長さを自分で決めること

なぜこれを分けるかというと、対策が正反対になるからです。メッセージ型への対策は「返信しない」です。電話占いへの対策は「時間を決めてかける」です。前者を後者に当てはめると「使うな」になってしまい、続けていい人にとって役に立たない記事になります。

もうひとつ、混ぜてはいけない理由があります。メッセージ型の被害額として出ている38万円という数字を電話占いの話として読むと、金額の感覚がずれます。電話占いで38万円に届くには、1分300円なら1,266分、つまり21時間ほど話す必要があります。1回30分として42回です。届かない額ではありませんが、1回や2回で起きる額ではありません。

ここまでで「言われる理由」の話は終わりです。次の章から、実際に自分で見分けるための材料を出します。ここが上位の記事といちばん違う部分になります。

数えて分かった、危ないサイトの見分け方

公式に低い評価が載っているか|隠すサイトのほうが不安

ここから、実際に数えた話をします。私は3社の公式サイトに載っている口コミを、最後のページまで全件読んで数えました。合計21,790件です。1社ずつ、リエルが12,434件、ラフィネが4,438件、ポラルカが4,918件でした。

まず気づいたのは、公式サイトに低い評価が載っているということです。星1つや星2つの口コミが、消されずに残っています。「思っていた内容と違った」「話が合わなかった」という書き込みが、その先生のページにそのまま置かれています。

これは見分けの材料になります。低い評価を載せているサイトのほうが、信用できるからです。逆に、星5つばかりが並んでいて低い評価が1件もないサイトは、選別している可能性を疑ったほうがいい。人が書いた感想が何千件あって、不満が1件もないということは起きません。

この見方は、上位の記事が書いている「口コミに具体性があるか」より使いやすいと思います。具体性は読む人の主観で変わりますが、「低い評価が載っているか」は見ればすぐ分かります。星の絞り込みができるサイトなら、星1つで絞って件数を見るだけで済みます。

口コミの「途中で切れた」は、冷たさではなく決まりで起きている

次が、この記事でいちばん出したかった数字です。21,790件の口コミのうち、「途中で切れた」という話が何件あったかを数えました。

サービス 数えた口コミ 「切れた」話 「また改めて」話 規約に自動で切れる決めがあるか
リエル 12,434件 1,673件(13.5%) 1,041件(8.4%) ある
ラフィネ 4,438件 871件(19.6%) 600件(13.5%) ある
ポラルカ 4,918件 950件(19.3%) 503件(10.2%) ない
3社あわせて 21,790件 3,494件(16.0%) 2,144件(9.8%) ―

3社あわせて16.0%、つまり6.2件に1件が「途中で切れた」話でした。この数字を見たとき、私はまず自分の数え方を疑いました。「切れた」という言葉には、通話が切れた話だけでなく「縁が切れた」のような別の意味もあるからです。そこで前後の文を1件ずつ確認して、通話が終わった話だけを残しました。それでもこの割合です。

そして、いちばん大事なのはここです。「切れた」の原因は、占い師の態度ではありません。規約に書かれた決まりです。リエルとラフィネには、持っているポイントが尽きたら通話が自動で終わる決まりがあります。ポラルカには、この決まりがありません。つまり先の2社では、話の途中で残高が尽きた人は全員、強制的に終わります。

この違いを知っているかどうかで、体験が変わります。決まりを知っている人は、かける前にポイントを足すか、時間を決めて話します。知らない人は「大事なところで急に切られた」と感じて、サービスを疑います。実際には決まりどおりに動いただけです。

「また改めて」が多い先生は、満足か、物足りなさか

同じ21,790件から、もうひとつ数えました。「また改めて相談します」と書かれた口コミが2,144件、9.8%ありました。10件に1件です。

この言葉は一見よい評価に見えます。また来たいということですから。ただ、並べて読むと別の顔が見えてきます。「聞きたいことがまだ残っている」「時間が足りなかった」という文が一緒に書かれていることが多いのです。つまりこれは、満足の言葉と、終わらなかった記録の両方です。

選ぶときの使い方はこうです。ある先生のページで「また改めて」が極端に多いなら、その先生の鑑定は1回で終わりにくい傾向がある、と読めます。それが丁寧さの結果なのか、話が広がりやすいだけなのかは口コミの中身を読まないと分かりません。ただ、1回で完結させたい人は、この比率が低い先生を選んだほうが合います。

ここも上位の記事は書いていません。口コミを「良い評価」「悪い評価」の2つに分けて読むと、この言葉はどちらにも入らないので落ちます。数えると見えるのは、こういう中間にあるものです。

口コミが少ないサイトは、選ぶときに迷いが残る

数えていて気づいたことがもう1つあります。同じように「口コミを公開しているサイト」でも、件数が3倍近く違いました。リエルが12,434件、ポラルカが4,918件、ラフィネが4,438件です。

件数の差は、そのまま判断材料の差になります。ある先生のページに口コミが5件しかなければ、その5件が偶然かどうかは分かりません。50件あれば、傾向が見えてきます。だから件数が多いサイトのほうが、先生を選ぶときに外しにくい。

ここで注意が必要なのは、件数が多いことと質が高いことは別だという点です。件数は運営年数と会員数で増えます。新しく始まったサイトは、良いサイトでも件数が少ない。だから件数で優劣を決めるのではなく、「自分で判断できるだけの材料があるか」という見方をしてください。

実際の使い方はこうです。相談したい先生のページを開いて、口コミが20件以上あるかを見る。20件未満なら、その先生については判断を保留して、サイト全体の口コミを読んで運営の姿勢を見る。この順番だと、件数の少ないサイトでも危険を避けられます。

料金は「思っていたより高かった」を防ぐ形で見る

料金の見方も書いておきます。サイトごとの1分あたりの料金は、先に表で出しました。ただ実際に払う額を決めるのは、サイトではなく先生です。

同じサイトの中でも、先生によって料金が違います。シエロを例にすると、いちばん安い先生が1分330円、いちばん高い先生が1分2,200円でした。30分話すと9,900円と66,000円です。6.7倍の差があります。みんなの電話占いでも、いちばん安い先生で1分245円、いちばん高い先生で1分623円でした。

だから「このサイトは安い」という選び方はほとんど意味がありません。見るのは、相談したい先生のページに書かれた1分あたりの金額と、自分が話しそうな分数です。この2つを掛けた額を、かける前に出しておく。これだけで「思っていたより高かった」の大半は防げます。

初回の特典を使うときは、特典の中身を確認してください。「初回10分無料」と「初回2,500円分無料」は違います。1分550円の先生に2,500円分の特典を使うと、無料で話せるのは4分ちょっとです。10分無料なら、料金が高い先生に使ったほうが得になります。初回特典の条件については初回無料で試せる電話占いで社ごとに整理しています。

運営会社・届出・サポートの有無|見えないと不安が残る

最後に、サイト自体を見るときの項目です。これは上位の記事とほぼ同じですが、見る順番を変えています。

見る順 項目 どこを見るか
1 低い評価が載っているか 星1つで絞り込んで件数を見る
2 ポイントが尽きたら切れるか 利用規約を「ポイント」で検索する
3 運営会社の名前と所在地 特定商取引法に基づく表記のページ
4 通話料が別にかかるか 料金のページ。書いていなければ問い合わせる
5 問い合わせ手段 電話とメール以外にあるか
6 退会の方法 会員ページから自分で退会できるか

1番と2番を上に置いたのは、この2つが実際の体験に直結するからです。運営会社の記載や届出は、大手ならどこも満たしています。差が出るのは、低い評価を隠していないかと、切れる決まりがあるかです。

6番の「退会の方法」も、先に見ておく価値があります。会員ページから自分で退会できる社と、問い合わせが必要な社があります。やめようと思ったときに手続きが面倒だと、そのまま残ることになります。入る前に出口を確認しておく、という順番です。

これで見分け方の章は終わりです。次は、占い師の側を見るときの話をします。

やばい占い師の見分け方

バーナム効果|「自分のことだ」と感じてしまう言葉

占いの言葉が自分のことだと感じる仕組みには、名前が付いています。バーナム効果と呼ばれるものです。誰にでも当てはまる内容を言われたとき、人は自分だけに向けられた言葉として受け取ります。

具体的にはこういう言葉です。「あなたは人に気を使いすぎて、疲れているところがある」「本当は分かってほしい気持ちがあるのに、言えずにいる」。これはほとんどの人に当てはまります。とくに悩みを抱えて電話をかけている人には、100%当てはまります。

この効果自体は、悪意とは関係ありません。人の心の働きなので、誰が言っても起きます。問題になるのは、これだけで鑑定が終わる場合です。40分話して、思い返すと当てはまる話ばかりだったのに具体的なことは何も出ていない、というときは、この効果で満足していた可能性があります。

対策は簡単です。鑑定のあとに、言われたことを1つ書き出してみる。「彼は今、仕事で余裕がない」なら具体的です。「あなたは優しすぎる」なら、誰にでも当てはまる話です。書き出すと区別がつきます。

コールドリーディング|当てられたと驚く、その作り方

2つめは、コールドリーディングと呼ばれるものです。相談者の反応を手がかりに、当てているように見せる話し方です。

典型的な形はこうです。まず幅の広い言葉を投げる。「お相手は、はっきり言わない方ですね」。相談者が「そうです」と反応したら、その方向に進める。「違います、言う人です」と返ってきたら、「言葉では言うけれど、本心は隠している」と言い直す。どちらに転んでも当たった形になります。

これが起きているかを確かめる方法があります。こちらから情報を出さないことです。名前と生年月日だけ伝えて、相手の状況は何も言わずに聞く。そのうえで具体的な話が出てくるなら、情報を引き出しているわけではありません。逆に、こちらが状況を説明するほど鑑定が具体的になるなら、材料はこちらが渡しています。

試す人は多いようです。占い師に嘘の情報を伝えて反応を見る、という検証を実際にやった記録が公開されていて、それが150万回以上見られています。それだけの人が「本物か確かめたい」と思っているということです。

ホットリーディング|「なぜ知っているのか」と思ったとき

3つめは、事前に調べた情報を使うものです。ホットリーディングと呼ばれます。

電話占いでは、これは起きにくいほうです。予約時に伝わるのは名前と生年月日くらいで、それだけで個人を特定して調べるのは難しいからです。ただ、同じ先生に何度も相談していると、前回話した内容が記録として残ります。それを踏まえた鑑定は、初めてかけた人には「なぜ知っているのか」と見えます。

これは悪いことではありません。カルテがあるのと同じで、続けて相談するなら効率がよくなります。注意すべきなのは、自分が前回話したことを忘れているときです。自分が言った情報を、当てられたことだと錯覚しやすい。

だから相談のメモを残すことをすすめます。日付、聞いたこと、言われたことを3行だけ。次にかけたときに、当たったのか思い出しただけなのかが分かります。このメモは、あとで出てくる「やめ方」の章でも役に立ちます。

アゲ鑑定|嬉しい言葉だけが続くときに疑うこと

4つめは、良いことだけを言う鑑定です。業界ではアゲ鑑定と呼ばれています。

なぜ起きるかというと、相談者がまた電話をかけてくれるからです。「彼はあなたのことをまだ想っています」と言われた人は、嬉しくなってまた確認したくなります。「彼はもう気持ちが離れています」と言われた人は、その先生にかけ直しません。前の章で書いた分給の構造が、ここに効いてきます。

見分け方は、悪い見立ても言うかどうかです。「今の状態だと難しい」「連絡するのは待ったほうがいい」と言える先生は、こちらの満足より見立てを優先しています。全部が肯定で、待っていれば叶うという話だけが続くときは、一度離れてみてください。

ここで1つ注意があります。「厳しいことを言う先生が本物」というのも違います。不安を煽って通話を延ばす形も同じくらいあります。見るのは厳しさの有無ではなく、具体的かどうかです。

鑑定時間の引き延ばし|切りたいのに切れないとき

5つめは、話が終わらないことです。これは分かりやすい形で出ます。

聞きたいことに答え終わったあとで、聞いていない話が始まる。「ついでにお仕事のことも見ておきましょうか」「ご家族の運気も気になりますね」。相談者が頼んでいないのに、鑑定の範囲が広がります。1分課金なので、広がった分がそのまま金額になります。

これも、悪意だけの話ではありません。サービス精神から出ていることもあります。ただ結果として金額が増えるのは同じです。だから対策は相手を疑うことではなく、自分から終わらせる言葉を用意しておくことです。「今日はこれで大丈夫です、ありがとうございました」と言えば終わります。

この一言が言えない人が多いのは、失礼だと感じるからだと思います。ただ、これは有料のサービスです。時間を区切るのは相談者の権利です。むしろ、この一言で機嫌が悪くなる先生なら、それが判断材料になります。

逆に、安心して任せられる占い師がやっていること

ここまで見分け方を書いたので、逆側も書きます。私が見てきた中で、良い先生に共通していたことです。

1つめは、最初に相談者の状況を整理することです。「今のご相談は、彼と復縁したいということで合っていますか」と確認してから始めます。これをやる先生は、話が散りません。結果として鑑定が短く済みます。

2つめは、鑑定の終わりに「次にやること」を1つ渡すことです。「今週は連絡しないで様子を見てください」のように、相談者が自分で実行できる形になっています。これがあると、相談者は決める側に戻れます。前の章で書いた「続けていい人」の条件と同じです。

3つめは、分からないことを分からないと言うことです。「そこは私には見えません」「それは占いで決めることではないと思います」と言える先生がいます。全部に答えが出る先生より、こちらのほうが信用できると思っています。

💬 著者の実体験

占い業界に長くいた人が、その裏側を伝える活動をしているのを見かけます。話の中身は業界批判ではなく、「占いは使い方次第で人を助けるし、使い方を間違えると人を弱くする」という趣旨がほとんどです。私も同じ考えです。占い師の側から見ると、相談者が自分で決めて帰っていく鑑定がいちばん良い鑑定で、同じ人が毎週同じことを聞きに来る状態は、鑑定としては失敗しています。売上にはなりますが、その人の役には立っていないからです。

健全に使える線の引き方

ここからは、続けると決めた人向けです。やることは3つだけです。金額の線を決める、聞くことを絞る、初回の範囲で相性を見る。どれも鑑定の前に済むことなので、次にかけるときから使えます。

朝の光の中でノートに書きものをしている女性

1回の上限を先に決めると、あとで怖くならない

ここからは、続けていい人向けの章です。まず金額の線を引きます。

上位の記事はどれも「上限を決めましょう」と書いていますが、いくらにすればいいかは書いていません。書けない理由は分かります。人によって収入が違うからです。だから私は、金額そのものではなく、決め方を出します。

決めるもの 目安 1分300円だと
1回の時間 20分 6,000円
1か月の回数 2回まで 12,000円
1か月の上限 自由に使えるお金の1割まで ―
支払い方法 前払い(ポイント購入) ―

20分という数字にした理由があります。前の章で数えた口コミを読んでいると、満足度の高い鑑定は15分から25分のあいだに集まっていました。それより短いと話が足りず、40分を超えると「長くなってしまった」という書き方が増えます。20分は、その真ん中です。

月2回にしたのは、同じ悩みを月3回以上相談している状態が、最初のチェックで危ない側の項目だったからです。同じことを月3回聞くのは、答えが出ていないからです。答えが出ていないのに回数を増やしても、出ません。

支払い方法を前払いにする理由は、金額が見えるからです。後払いにすると、話しているあいだ金額が見えません。前払いにして、その月の上限だけをポイントで買っておけば、使いすぎが起きません。ポイントが尽きたら切れる社では、これが時間の区切りも兼ねます。

聞くことを1つに絞ると、迷いが減る

次は、お金より効く話です。かける前に、聞くことを1つに決めます。

絞り方には型があります。「どうすればいいか」ではなく「今どうなっているか」を聞く形にします。「復縁できますか」ではなく「今の彼の状態はどうなっているか」。「連絡すべきですか」ではなく「今連絡したら、どう受け取られるか」。前者は判断を相手に渡す聞き方で、後者は材料をもらう聞き方です。

1つに絞ると、鑑定は自然に短くなります。そして終わったあとに、自分で決めることが残ります。これが「続けていい側」の条件そのものです。

絞れないときは、まだ相談する段階ではないかもしれません。何を聞きたいか分からない状態は、整理が必要な状態です。紙に3行書き出すだけで、聞くことが決まることがあります。それでも決まらないなら、その日はかけないほうがいい。

初回無料の範囲で、合うか合わないかだけ見る

最後は、新しい先生を試すときの話です。

初回の特典は、相性を見るために使ってください。当ててもらうためではありません。見るのは3つです。最初に状況を確認してくれるか。分からないことを分からないと言うか。終わりに次にやることを渡してくれるか。この3つは、無料の範囲内でも分かります。

特典の中身によって、使い方を変えたほうが得です。「初回10分無料」なら、料金が高い先生に使うと得になります。1分550円の先生に使えば5,500円分です。「初回2,500円分」のような金額の特典なら、料金が安い先生に使ったほうが長く話せます。1分250円の先生なら10分です。

そして、合わないと感じたら続けないでください。相性が合わない先生に何度もかけるより、1回ずつ違う先生を試したほうが早く見つかります。ただし、これを「良い答えが出るまで探す」に変えないこと。見ているのは答えの内容ではなく、話の進め方です。

12項目のセルフチェック

まず12個を数える|当てはまっても責めなくていい

冒頭で5問の簡易版を出しました。ここは詳しい版です。当てはまる数を数えてください。

12項目にした理由を書いておきます。5問だと、お金の使い方に関する項目が入りきりませんでした。生活費から出しているか、身近な人に隠しているか、この2つは簡易版では拾えません。どちらも、本人が自覚していないうちに深くなっているときのサインです。

数えるときは、過去1か月ではなく過去3か月で考えてください。1か月だと、たまたま落ち着いていた期間に当たることがあります。3か月のうち一度でもあったなら、当てはまるとして数えます。

1 電話をかける前に、何を聞くか決まっていない
2 同じ悩みを、月に3回以上相談している
3 言われた内容が良くないと、別の先生にかけ直したことがある
4 今月いくら使ったかを、すぐに答えられない
5 鑑定のあと、自分で何かを決めた記憶がない
6 生活費や貯金から支払ったことがある
7 占いに使っていることを、身近な人に隠している
8 鑑定を受けないと、その週の予定を決められない
9 相談できる相手が、占い師しかいない
10 1回の通話が40分を超えることが多い
11 やめようと思ったことがあるが、やめられていない
12 悪い結果を言われるのが怖くて、良い先生を選んでいる

6番から12番は、簡易版に入れていなかった項目です。とくに9番と11番は重く見ています。9番が当てはまる人は、やめると話す場所がゼロになるので、先に別の場所を用意しないとやめられません。11番が当てはまる人は、意志の問題ではなく仕組みの問題なので、やり方を変える必要があります。

0個から3個:続けて問題ありません

この範囲なら、使い方は健全です。占いを材料として使えている状態です。

気をつけることは1つだけあります。悩みが重くなった時期に、回数が増えていないかを見ておくことです。相手との関係が動いている時期は、誰でも確認したくなります。そのときに月2回の枠を守れるかが、分かれ目になります。

前の章で書いた金額の線を、いま決めておいてください。困っていないときに決めた枠は守れます。困ってから決めようとすると、決められません。

4個から7個:不安が残るなら、使い方を変える段階

この範囲は、やめる必要はありませんが、今のままではよくない状態です。

やることは3つです。1つめ、支払いを前払いに変える。後払いにしていると金額が見えません。2つめ、かける前に聞くことを1つ書き出す。書き出せない日はかけない。3つめ、相談のメモを3行だけ残す。日付、聞いたこと、言われたこと。

この3つを1か月続けて、もう一度12項目を数えてみてください。数が減っていれば、使い方の問題でした。減っていなければ、次の段階として読んでください。

8個以上:いったん離れることをすすめます

この範囲なら、少し離れたほうがいいと思います。やめろとは言いません。離れる、です。

理由は、8個以上当てはまる状態だと、鑑定を受けても答えが出ないからです。答えが出ないから何度もかける。かけるから金額が増える。この輪の中にいるあいだは、どんなに良い先生に当たっても抜けられません。先生の問題ではなく、状態の問題です。

離れる期間は1か月を目安にしてください。完全にやめると決めなくていいです。1か月置いてみて、それでもまだ聞きたいことが残っていたら、そのときに1回だけかける。多くの場合、1か月のあいだに状況が動いて、聞きたいことが変わっています。

次の章に、離れるための具体的な手順を書きます。

やめたいのにやめられないときの5ステップ

ここからは、離れると決めた人向けの手順です。順番に意味があります。意志の力を使わない順に並べているので、上から1つずつやってください。とくに4番目を飛ばすと戻ってきます。

夜に室内で電話をしている女性

ステップ1 意志の弱さを責める前に、支払い方法で止める

最初にやるのは、支払い方法です。クレジットカードの後払いを解除して、ポイントの前払いだけにします。

これがいちばん効きます。後払いだと、使える額に上限がありません。前払いにすると、買ったポイントの分しか話せません。意志の力ではなく、仕組みで止まります。

会員ページから変更できる社が多いです。できない場合は、カード情報そのものを削除してください。次にかけるときにカード番号を入力する手間が入るだけで、衝動でかけることが減ります。

ステップ2 かけたくなる夜のために、入口を消しておく

2つめは、たどり着くまでの手数を増やすことです。

スマートフォンのアプリを削除する。ブラウザのお気に入りから消す。通知を切る。待機通知のメールを解除する。「今、あの先生が待機しています」という通知は、悩みが重い時間に届きます。

退会まで決めていない段階なら、アカウントは残しておいてかまいません。消すのは入口だけで十分です。アカウントを消すと、ポイントの残りが無駄になる社もあるので、残高を確認してから決めてください。

ステップ3 聞きたくなった気持ちを、紙に移す

3つめは、かけたくなったときの逃げ道です。

聞きたいことが出てきたら、かける前に紙に書きます。「彼は今どう思っているか」と書いたら、その下に「それを知って、私は何をするつもりか」と書きます。この2行目が書けないときは、聞いても行動が変わりません。

前の章でメモをすすめたのは、これに使えるからです。過去のメモを読み返すと、半年前に同じことを聞いていたと分かることがあります。そのときに言われた内容も残っています。同じ答えをもう一度お金を払って聞く必要は、たいていありません。

ステップ4 話す場所がなくなる寂しさを、先に埋める

4つめが、いちばん大事です。ここを飛ばすと戻ってきます。

電話占いを使っていた時間と、話していた相手が、なくなります。週に1回30分話していたなら、その30分と、聞いてくれる相手が消えます。ここを埋めないままやめると、悩みが重くなった夜に戻ります。

埋め方は人によります。友人に1人だけ話す。日記に書く。カウンセリングを使う。同じ悩みの人が集まる場所に入る。どれでもいいのですが、「話す先」と「時間」の両方を置き換えることが条件です。日記だけだと、話す先が埋まりません。

12項目の9番「相談できる相手が占い師しかいない」に当てはまった人は、このステップを先にやってください。順番を変えて、ステップ4から始める。話せる場所ができてから、ステップ1に戻ります。

ステップ5 1人で抱えているお金の不安は、窓口へ

最後に、お金の問題が起きている場合です。

高額な請求が来ている、支払いを止めたいのに止まらない、退会させてもらえない。こういうときは、消費者ホットラインの188に電話してください。全国の消費生活センターにつながります。相談は無料です。

返金できるかどうか、契約を解除できるかどうかは、契約の内容と経過によって変わります。ここは私が判断できる範囲ではないので、断定は書きません。ただ、相談する先があることは知っておいてください。1人で抱えていると、金額が増えるだけです。

なお、国民生活センターが注意喚起している手口の多くは、前の章で書いたとおりメッセージ課金型のものです。電話占いでも相談はできますので、業態の違いは気にせず連絡してかまいません。

それでも続けるなら、選び方はここを見る

公式に口コミを全部出しているか|隠さない姿勢が安心になる

ここからは、続けると決めた人向けです。選ぶ基準を3つに絞ります。

1つめは、公式サイトに口コミを全件出しているかです。低い評価を含めて置いている社は、見せたくないものを隠していません。星で絞り込める社なら、星1つで絞って件数を見てください。1件もないサイトは、選別を疑う材料になります。

私が数えた3社は、どれも低い評価を残していました。だから「途中で切れた」が16.0%あることまで分かりました。隠していたら数えられません。数えられるサイトを選ぶ、という基準です。

料金と切れる決まりが分かりやすいか

2つめは、料金と決まりの書き方です。1分あたりの料金、通話料が別にかかるかどうか、ポイントが尽きたら切れるかどうか。この3つが料金のページと規約に書いてあるかを見ます。

確かめること どう確かめるか 分からなかったら
1分あたりの料金 相談したい先生のページを見る その先生は選ばない
通話料が別にかかるか 料金のページを見る 問い合わせて確かめる
ポイントが尽きたら切れるか 利用規約を「ポイント」で検索する 切れる前提で時間を決める
初回特典の中身 分数か金額かを見る 使わずに通常料金で試す
退会のしかた 会員ページから自分でできるか 登録前に問い合わせる

3つめは、先生の選び方です。得意な相談内容が具体的に書かれていて、口コミに「具体的に当たった」という書き方が残っている先生を選びます。「優しかった」だけの口コミが並ぶ先生は、当たったかどうかについて何も分かりません。

この3つの基準で私が見ている中から、条件を満たしている2社を挙げます。どちらも公式に低い評価を含めて口コミを置いていて、料金と規約が読める形になっています。

電話占いカリス
見るところ 公式サイトに口コミが先生ごとに置かれていて、低い評価も残っています
向く人 口コミを読んで自分で選びたい人。在籍している先生が多いので選択肢が広いです
注意 先生ごとに料金が違うので、選んだ先生のページで1分あたりを確かめてください
エキサイト電話占い
見るところ 上場企業のグループが運営しています。運営会社と料金の記載がはっきりしています
向く人 運営の身元をいちばん気にする人。初めて使う人にも分かりやすい作りです
注意 初回特典の条件は変わることがあるので、申し込む前に公式で確かめてください

ほかの社と並べて比べたい場合は電話占いおすすめ比較に各社の料金と在籍している先生をまとめてあります。この記事で使った料金の集計も、そこの元データから出しています。

この2社を挙げたのは、条件を満たしているからです。他の社が悪いという意味ではありません。私が口コミを全件数えたリエル、ラフィネ、ポラルカも、低い評価を残している点では同じ基準を満たしています。ただリエルとラフィネは、ポイントが尽きたら通話が切れる決まりがあるので、時間を決めて使う前提が必要です。

まとめ:決めるのは占い師ではなく自分

長くなったので、要点だけ残します。

電話占いをやめた方がいいのは、使った金額が大きい人ではなく、相談したあとに自分で何も決めていない人です。逆に、かける前に聞くことが1つ決まっていて、20分で切り上げて、望まない答えが出てもかけ直さない人は、続けて問題ありません。

「危ない」と言われる話には、別の業態の話が混ざっています。公的機関が注意喚起しているのは主にメッセージ課金型の占いサイトで、課金のしかたも対策も違います。混ぜて読むと、必要のない不安を抱えることになります。

そして、数えると分かることがあります。公式の口コミ21,790件のうち16.0%、6.2件に1件が「途中で切れた」話でした。その多くは占い師の態度ではなく、規約に書かれた決まりで起きています。占い師の報酬は話した分数で決まる形になっていて、確認できた2社では利用料金の25%から27%でした。長く話すほど占い師の収入が増える構造は、悪意のある人だけの話ではありません。だから対策は、相手を見抜くことではなく、自分の側で時間と金額を決めておくことになります。

最後に1つ。この記事を読んでも、やめるかどうかは決まらないかもしれません。それでいいと思います。決めなくていいので、支払いを前払いに変えるところだけやってみてください。それだけで、次の1か月の金額が変わります。決める力が戻ってくるのは、そのあとです。

よくある質問

Q1: 電話占いの内容は録音されているのですか

社によって違います。品質確認のために録音していると規約に書いている社があり、書いていない社もあります。気になる場合は、利用規約とプライバシーポリシーを「録音」で検索してください。書かれていなければ、問い合わせれば答えてもらえます。

録音されていること自体を怖がる必要はないと思っています。トラブルが起きたときに、何を言われたかを第三者が確認できる材料になるからです。むしろ何も記録が残らない形のほうが、あとで話が食い違ったときに困ります。

Q2: 月に何回聞いたら、依存を心配したほうがいいですか

回数そのものに正解はありませんが、目安は月2回までです。理由は、同じ悩みを月3回以上相談している状態が、答えが出ていないまま回数だけ増えているサインだからです。ただし転職や引っ越しのような1回で決める相談なら、月1回でも十分です。見るのは回数より「毎回同じことを聞いていないか」です。

Q3: きっぱりやめないといけませんか

12項目のチェックで8個以上当てはまった人には、1か月離れることをすすめます。完全にやめると決めなくていいです。1か月置いてみて、それでも聞きたいことが残っていたら1回かける。多くの場合、そのあいだに状況が動いて、聞きたいことが変わっています。

Q4: やめたくなったとき、すぐ退会できますか

会員ページから自分で退会できる社と、問い合わせが必要な社があります。登録する前に、退会の方法を確認しておくことをすすめます。なお、退会するとポイントの残りが無効になる社があるので、残高を確認してから手続きしてください。

退会まで決めていない段階なら、アプリを消して通知を切るだけでも効果があります。アカウントを残しておけば、あとで必要になったときに戻れます。出口を先に確認しておくことと、いますぐ出ることは別の話です。

Q5: 払いすぎたお金は返してもらえますか

契約の内容と経過によって変わるので、ここでは断定できません。高額な請求や、支払いを止められないといった問題が起きている場合は、消費者ホットラインの188に電話してください。全国の消費生活センターにつながり、相談は無料です。

Q6: 初回無料だけ使い続けるのは問題ありませんか

規約で禁じられていなければ問題ありませんが、同じ社では初回特典は1回だけです。複数の社を初回だけ試していくと、どの先生とも1回きりの関係になります。相性の合う先生が見つかったら、そこで腰を落ち着けたほうが相談の質は上がります。

初回特典を渡り歩くこと自体は、相性を探す段階なら合理的です。ただ、これが「良い答えを言ってくれる先生を探す」に変わっていないかは見ておいてください。目的が相性から答えの内容に移っていたら、12項目の3番に当てはまっています。

Q7: 鑑定料のほかに通話料はかかりますか

社によって違います。専用の通話アプリを使えば通話料が無料になる社と、電話をかけた分の通話料が別にかかる社があります。料金のページに書かれていないことがあるので、登録する前に確かめてください。

通話料が別にかかる形だと、30分話したときの実際の負担は鑑定料より数百円増えます。金額の線を引くときは、この分も入れて計算しておいたほうが、あとでずれません。

※本ページはアフィリエイト広告を含みます。料金と在籍している先生の人数は、主要な電話占いサービスの公式一覧から集計した値です。口コミの件数は3社の公式サイトに掲載されていた21,790件を全件数えた値で、占い師の分給は各社の公式の占い師募集ページに記載されていた内容です。相談件数は国民生活センターが2020年11月26日に公表した資料の数字です。内容は変わる場合があるため、お申し込みの前に公式サイトで最新の情報をお確かめください。